福井iPhoneアプリ開発勉強会2011年−夏−
前回の勉強会から10ヶ月も経過してしまいましたが…久しぶりにiPhoneアプリ開発勉強会を行いましたので感想など。
cocos2d for iPhoneの紹介
まずは@jun1sさんによるcocos2d for iPhoneの紹介です。
書籍「cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング」に基づいた内容でした。
以下、個人的な感想など。
- cocos2dによるアニメーションの基礎→多重スクロールも簡単!→パーティクルアニメーションも簡単!→タイルマップもできちゃうよ!→やっぱりcocos2d便利そうだなぁ…!
- 書籍「cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング」には、実はGAME CENTERの組み込み方も書かれている。これは惹かれるポイント!
- cocos2dの紹介ももちろんだが、ゲーム作りの考え方・ノウハウについても詳しく書かれている。例えばキャラクタの設計時に「スプライトをキャラクタ」とするのではなく「キャラクタにスプライトを持たせる」思想の方が良い、など。こちらも読んでみたい。
福井の書店で全然見かけなかったので未だ購入してなかったんですけども、これはポチる価値がある書籍だと感じました!
発表スライドはこちら→cocos2d for i Phoneの紹介
iOSのアニメーションとインタラクションデザイン
続いてhIDDEN_xvさんによるUIViewアニメーションをメインとしたインタラクションデザインについての発表。
hIDDEN_xvさんはアプリ「むげんメモ」「ウィンドチャイム」「i花火」「cornering force! 」をリリースされてます。
今回は「むげんメモ」で使用しているインタラクションデザインのテクニックを中心に紹介していただけました!
以下、個人的な感想など。
- モバイルアプリはアニメーションが重要→特にタッチパネルのモバイル端末は指の操作で画面が隠れてしまうので、それを補うアニメーションが必要と考えられる。
- UIViewのアニメーションは基本的に動作が重いと言われている→でもiPhone3GSレベルなら結構快適に動作してくれる。
- インタラクションデザインの例として「むげんメモ」ではパレットに色を適用するとき、パレットが指で隠れてもどのような色を適用したかわかるようにUIViewのアニメーション「拡大→縮小」で色の矩形をアニメーション表示させている。
- 書籍「iPhoneプログラミングUIKit詳解リファレンス」「iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン」は必読!
発表を聞いていると「むげんメモ」では、操作性が高まるよう丁寧にデザインされていることが伺えました。
端末の性能も高まり、今後より一層インタラクションデザインの考察の重要性は高まっていくと思います。
あと「iPhoneプログラミングUIKit詳解リファレンス」は私も持ってますが、読みすぎてボロボロになってしまいました。。。それぐらいオススメの書籍です!
発表スライドはこちら→iOSインタラクションデザイン
サンプルコードはこちら→http://bit.ly/pTbExM
簡単に電光掲示板を作ってみる
3番目の発表、masatoshisw20さんによるCore Graphicsを利用した電光掲示板の作り方です。
masatoshisw20さんはアプリ「付箋かんばん」「Connectable LED-Board」「もじパ 小1漢字」「もじパ 小2漢字」「もじパ 小3漢字」をリリースされています。
そして、今回は「Connectable LED-Board」で使用されている基本技術を大公開という…!私もアプリを見た時、どうやって作っているのか気になっていたので楽しみにしてました。
以下、個人的な感想など。
UIImageからCGImageを取得して画像処理を行ってます→文字列の画像はUILabel→UIImage→CGImageとして取得。
丸を描画するのではなく、丸い穴をあけた画像を重ねて矩形を丸く見せている
注意点!→CGImageはRGBAの並びがOSのバージョンによって違うので注意!→CGImageのプロパティで要確認(これ、私も一時期ハマりました。。。)
聞いちゃえば全然難しいことはしていないのですが、やはりプログラミングは発想が大事だ!と思える発表でした!
この発表のブログ記事はこちら→簡単に電光掲示板を作ってみる - まさとしの自習帳
CoreDataについて
最後は私monobyteによるCoreDataについての発表です。
リリースしているアプリは…monobyteのホームページにて…w
他にも制作に協力させていただいたアプリとして「金沢弁かるた」があります(リリースされてから大分時間がたってしまいましたが、近々記事でも書こうかなと…)。
CoreDataって結構情報が望まれている分野だと思うんですが、何故か和書がなかったりネットにも情報がイマイチ少なかったり…ということで私の発表はズバリCoreDataの使い方!
- CoreDataの基本的な使い方
- FetchedRequestControllerの使い方
- Tips集
と、ながーいスライドが出来上がってしまい30分で喋れるかな?まぁ大丈夫だろう…と思ってたのですが、ダメでした!
以下、反省点など。。。
- CoreDataを使ったことをある人がいないと思い、コード話を多めにした→ダレた。。。
- FetchedRequestControllerの便利さを伝えたかった→CoreDataの基本説明に時間を使いすぎた。。。
- Tips集に私が直面したバッドノウハウを紹介→SQLiteそのまま使ったほうがいいんじゃない?という印象が強くなったかも。。。w
無理せず今回はCoreDataの基礎だけにして、次回FetchedRequestControllerについてお話すればよかったかな?
でもCoreDataとFetchedRequestControllerは切っても切れない関係だと私は思っておりまして。。。
次回はFetchedRequestControllerについてもう少し喋りたいところ。
あと、私の発表のスライドはオンライン上にはありません、すいません。。。
そのうちTips集だけ本ブログで記事にするかもです。。。
次回は…
9月頃にやれたらいいな!と思ってます。
ちなみに同時刻…
Titanium Mobileを使ってアプリを作ろう : ATNDというイベントが福井市で行われていたのですが、どんな感じだったのだろうか。