「てらこのパズル クロスワード」開発日記 文字入力について

先週AppStoreにて販売を開始しましたiPhoneアプリ「てらこのパズル クロスワード」
今回は文字入力についての開発日記を書きたいと思います。

iPhoneアプリはやっぱりフリック!

「てらこのパズル クロスワード」のメインとなる文字入力方法は「フリック」操作*1です。
「ケータイ打ち」*2でも入力できます。


画面は、こう。


しかし、開発当初の文字入力方法は「フリック」でも「ケータイ打ち」でもなく、「ポケベル打ち*3でした。
そのため、画面構成もちょっと違います。


最初「ポケベル打ち」で開発していた理由としては

  1. パズル部分の画面を広く使いたい→キーボード部分をできるだけ狭くしたい
  2. ポケベル打ちであればキーボード部分を最低限の広さで用意することができる
  3. ポケベル打ちフリック入力にくらべても入力スピードはひけをとらない

という点でした。
1枚目の画像より2枚目の画像の方が、パズル部分の画面が1マス分ほど広いことが確認できると思います。


そして、試作品が完成。
色々な方に試していただきましたが、とりあえずポケベル打ちでも問題はなさそう。
大きな問題はなかったのですが・・・

「やっぱりフリックでやりたいよねー」

という意見が多数…というかほぼ全員から!


やはりiPhoneアプリで文字入力を扱う限りは、フリック入力は絶対用意するべきなんですね。
自分がこれは良い!と思うもので我を通すのではなく、ユーザが慣れている物を積極的に搭載していく方が良いのだと改めて学びました。

ただ、クロスワードだとこういう問題も。。。

こちらは、1文字入力後の画面です。
「ケ」を入力しました。

今、カーソル(濃いオレンジ部分)は「ケ」の上にありますが、続けてフリック入力を行うと、自動的にカーソルが移動して次のマスに文字が入力されます。


最初からカーソルを次のマスに進めればいいのでは?と思われるかもしれませんが・・・それだと濁点・半濁点の入力がわかりにくくなってしますんですね。
そのためカーソルは進ませずに、濁点・半濁点以外の入力があった場合だけ自動的にカーソルを進めるようにしました。
この点がフリック入力のわかりにくい部分ではあります。


ポケベル打ちだと濁点・半濁点も一気に入力させることが可能なので、次に入力するマスにカーソルをあわせることができるんですよね。
自分は、このカーソル位置がわかりにくくなるという問題も含めてポケベル打ちがいいと考えてました。


ただ、残念ながら現在AppStoreのレビューには

気になるところは1つ1つタップして打ち込まないといけないところ

という書き込みが出てきてしまいました(でも高い評価をつけていただいてます、ありがとうございます!)・・・。
この辺りは今後のバージョンアップを含め、検討していきたいところです。


「てらこのパズル クロスワード」はこちらからどうぞ!→http://itunes.apple.com/jp/app/id460026950?mt=8