「Territory」がAppStoreに並ぶまで…その1「作る」
最近「GAME Watch」さんや「AppBank」さんに「Territory」に関する記事を書いていただきました。ありがとうございます!
今日からしばらく、このパズルアプリ「Territory」について書いていこうと考えています。
モノバイトのiPhoneアプリの始まりはこのアプリからでした。
iPhoneアプリ開発開始!
ウチのような小さな会社でもアプリの販売ができる!
「iPhone Developer Program」を購入してAppStoreでアプリを販売するぞ!と思ったのは、もう1年も前のことです。
私はObjective-Cでの開発は初めてでした。目標として2008年9月には販売を開始したい!と思っていたので、まずはゲームに必要とされる機能
- 絵
- 音
- データ保存
- タッチ操作
をピックアップして調査スタート!この時に加速度センサの調査を省いたのは、センサの特性を調べてバランスを取るのに時間がかかりすぎると考えたためです。タッチ操作のゲームの方が早くリリースできるであろうと。
とりあえず
- 絵はUIKitで大丈夫そう
- 音はAudio Queueが一番よさそう
- データ保存・タッチ操作も大体分かった
という所まで調査が進み…では何を作ろうか?と。
まずは「Territory」を作って販売しよう!と思い開発を開始しました。*1
その理由はいくつかありましたが…主に次のようなものでした。
もともと携帯電話用のアプリとして公開していたので、ソースが流用できる
「Territory」はもともと携帯電話用のアプリとして(ひっそりと)公開していたので、早期公開の為にはソースが流用できることは大きいな、と。そして、このゲームをプレイしていただいた方々からの評価は高かったのですが、イマイチ注目されなかったので、AppStoreという旬な場所で公開して「Territory」に日の目を見せてあげたい…!
という気持ちもありました。
2008年7月当時、ハドソンさんの「数独」が700円、「Enigmo」が1200円だったので、完全思考型パズルも収益的にいけそう
と、当時は思っていましたが…現在のAppStoreで主流の価格帯は皆様ご存知の通りですね。
当初は50ステージ・350円と考えていましたが…販売されている「Territory」は100ステージ・230円となっています。数字だけ見るなら3倍お得に!?
タッチだけじゃなく、スライドによる操作を入れてiPhoneならではの操作性も提供できそう
「Territory」はキャラクタを操作してマップを進むタイプのパズルゲームです。
このキャラクタ操作に、当初はスライドのみの操作を考えていましたが…作ってみるとやはりタッチの方が操作しやすかったため、これは結局タッチ操作がメインとなってしまいました。スライド操作も、慣れれば速い操作が可能なのですが…
*1:実際に1番目に販売を開始したのは「Touch Touch Shapes」ですが、その理由はまた後日。